ナッシュ アンバサダー 4ドア・セダン

1949

Nash Ambassador 4-door Sedan

1949年式のナッシュは,戦後初めてのモデルチェンジを行ない,高剛性,軽量化を謳ったサブフレーム付モノコック構造,一体溶接構造の“エアフライト”ボデーを採用しました.この年のナッシュは,“アンバサダー”と“600”の2シリーズが用意されていた.

1949 Nash Ambassador 4-door Sedan
新装なつた東京病院正面
【出典元キャプション】

このボディのNashは,フロントホイールアーチ後方の長さで見分けがつきます.エンブレムもしっかり付いてますし,こいつはアンバサダーです.
後ろの黒いのは、'48のFord SuperDeluxe Tudor.'42および'46〜47と異なり,リヤのストーンガードがモール一杯まで上に伸びているのが識別点.
横のトラックはプリンスですね.'56のAKTG-3型.このころの車は顔が実直でいいですね.(ポンコツ)

撮影場所日本通運東京病院前
撮影時―東京都文京区大塚仲町18
現在―東京都文京区
昭和32年(1957)頃か
日通二十年(部分)
昭和32年(1957)/日本通運(株)発行

ナッシュ ステーツマン 4ドア・セダン

1950

Nash Statesman 4-door Sedan

この年から“600”が“ステーツマン”と改称して“アンバサダー”と“ステーツマン”の2シリーズとなり,別に小型車の“ランブラー”が登場しています.

1950 Nash Statesman 4-door Sedan

「メンソレータム」の看板があるので近江兄弟社のビルではないでしょうか.東京だとしたら,近江兄弟社ビルは御茶ノ水駅前の神田駿河台2丁目1番地にあります.
1950年式から大きくなったリヤウインドウは見えませんが,前バンパーのオーバーライダー形状から1950年式と判断しました.

六十年の回顧 1959
昭和34年(1959)2月16日/(株)竹中工務店発行

ナッシュ アンバサダー 4ドア・セダン

1951

Nash Ambassador 4-door Sedan

1951年式の広告では,“エアフライト”ボデーについて“World's Only Cars of Airflyte Construction…”と題して,その優位性を次のようにアピールしています.
『エアフライト構造は,オールド・スタイルのボルト構造にとって代わるもので,今まで誰も車の中で味わったことのない安全性,耐久性,快適性を備えている.これまでのようにセパレート・ボディとフレームとがギシギシ,ガタガタ鳴ることもない.旧来の車では,たびたびボデーの締付けを覚悟しなければならなかったが,そんな出費がかさむこともない.』
1951年式は“スカイフロウ・フェンダー”と称する,つまみ上げられたリヤフェンダーが特徴です.

1951 Nash Ambassador 4-door Sedan

神戸に米軍空母が入港,見物に.
既存の横長ナンバー(?)の上に臨番を取付けています.

撮影場所神戸港
撮影時―神戸市生田区
現在―神戸市中央区
昭和31年(1956)9月
個人蔵写真
inomamo氏 (Imabuchi Motorpool)

ナッシュ ステーツマン 4ドア・セダン

1952

Nash Statesman 4-door Sedan

ステーツマンは,アンバサダーの下位にあたるシリーズ.ホイールベースが短いのが外観上の大きな違いです.

1952 Nash Statesman 4-door Sedan

撮影場所恐らく,東京都内
昭和27年(1952)〜28年(1953)頃
岩波写真文庫94 自動車の話
昭和28年(1953)9月30日(第1刷)/岩波書店発行
掲載写真は昭和63(1988)年10月28日発行のワイド版(第1刷)から読取り
inomamo氏 (Imabuchi Motorpool)